NetBeans: EC-CUBE開発環境を構築する

PHPの開発環境としても使えるNetBeans
今回、EC-CUBEの開発環境をNetBeansで構築した際のメモを記述します。

OS: Windows 8.1 Pro
JDK: Java SE Development Kit 8 Update 25
NetBeans: 8.0.1

上記は予めインストールされた状態から作業を開始するものとします。

1. EC-CUBEをダウンロードして展開する
EC-CUBEソースコードダウンロードサイトから入手します。ダウンロードの手続きは割愛します。
現時点での最新版であるVersion 2.13.3(eccube-2.13.3.zip)を入手したら、任意の作業フォルダに展開します。

2. XAMPPからPHPをインストールする
XAMPP for Windowsダウンロードサイトからxampp-win32-5.6.3-0-VC11-installer.exeを入手し、実行します。
取り敢えず必要なコンポーネントPHPなのですが、Apacheを選択解除出来ないのと、MySQLは(ツールとかも入れたいので)別途インストールするので、下図のような構成としました。
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3. MySQLをインストールする
MySQLダウンロードサイトからmysql-installer-community-5.6.22.0.msiを入手し、実行します。開発環境なので、Developer Default構成とします。
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インストール途中のAccounts and RolesのページでEC-CUBE用のアカウントを作成しておくと後で楽です。
インストールしたら、EC-CUBE用のデータベースを任意のDB名で作成しておきます。

4. NetBeansphp.exeのパスを登録する
[ツール]メニューの[オプション]のPHP画面で、PHP 5インタプリタにXAMPPのphp.exeのパスを設定します。
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5. NetBeansのプロジェクトを作成する
NetBeansに新規プロジェクトを作成します。
既存のソースを使用するPHPアプリケーションとします。
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ソース・フォルダはEC-CUBEのソースを展開したフォルダ。PHPのバージョンはXAMPPでインストールしたPHPバージョン(5.6)を選びます。
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実行方法はPHP組込みWebサーバーを選びます。
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プロジェクトのプロパティで、WebルートをEC-CUBEソースフォルダのhtmlフォルダに設定します。
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プロジェクトを実行すると、ブラウザにEC-CUBEのインストールページが表示されます。
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以降、画面の指示に従って、EC-CUBEをインストールすれば完了です。